2009年9月関西交流会


良い関係を築くには

立場の違う当事者の経験談

性同一性障害を取り巻く生活環境は多様で、当事者がどのような経験をしてきたのか、またどの様に乗り越えて来たのか、人それぞれです。今回は、gid.jp関西支部の会員さんの中から以下の4名の方に、人との係わり方について経験をお話ししていただきます。
それぞれ、以下のような内容です(1人30分程度)。

堀 まさみ さん「本州最南端からの発進 そして地元地方への発信」
倉嶋麻理奈 さん「橋を架け直そう わたしとあなたの間の川に」
安代チハル さん「OLブランドの獲得と女子社員コロニーに身をおくとゆぅコト」
上野柚季恵 さん「家族と共に。。。」

 

今回のお話も内容が濃いように思います。真剣に悩んでいる方や、只今真っ最中の方色々と悩みも多い事でしょうから、参考になさってみてはいかがでしょうか。
良い機会ですので、今まで当会の参加に躊躇なさっている方々もふるってご参加ください。

日時 2009年9月19日(土)14時00分~19時00分 ※途中参加・退出可能です。
13時30分開場
時程 13時30分 開場
14時00分 開会の挨拶・諸注意
14時10分 当事者4名のお話
16時15分 全体交流会
17時15分 グループ交流会
19時00分 閉会
講師
「本州最南端からの発進 そして地元地方への発信」
(堀 まさみ さん)
地方に在住するGID当事者は、身近に医療機関等もないですし、お互いの繋がりも殆どなく、とても厳しい条件に置かれています。その様に地方に住むわたしは、色々紆余曲折して、ようやくジェンダークリニックに行き着きました。そして今、診断書をもらいました。ここに至るまでの自身の話から、地方についての様々な課題を取り上げてお話したいと思います。どこでも人と人のコミュニケーションが一番大切です。都市部も地方も全く何も変わらない部分もあったりしますし、また、これから色々と頑張ろうしている方達と共感できる様なお話が出来れば嬉しく思います。
「橋を架け直そう わたしとあなたの間の川に-在職トランスによって、人間関係をどう築き直すか-」
(倉嶋 麻理奈 さん)
いうまでもなく、カミングアウトは、人との関係を決定づけるものでも、人間関係の最終点でもありません。新しく周りの人との関係を築いていくはじまり、再構築の出発点です。カムアウトによって、他者との間に新たな川ができてしまう。その川には橋は架かっていない。どんな橋を架けていくか。どのようにして架けていくか。在職トランスしている自分自身の体験を、お話しながら、参加者のみなさんと、考えていきたいと思います。
「OLブランドの獲得と女子社員コロニーに身をおくとゆぅコト」
(安代 チハル さん)
在職カムアウト、長期休暇をとってバンコクで手術&自宅療養を経て女子社員として復職。そこに至る出来事から、女子社員らとふつーに過ごす毎日。なぜやれちゃったのか?あらためて考えてみたいと思います。
「家族と共に。。。」
(上野 柚季恵 さん)
家族、それは最も身近な理解者です。でも、最も難しいい相手でもあります。わたしたちのカムアウトは家族にとっても晴天の霹靂のはず。容易に受け入れてくれるものではありません。幸いにも、わたしは家族に受け入れてもらっています。なぜ彼女、彼らはわたしを受け入れたのか、その理由をわたしなりに考えてお話したいと思います。
場所 大阪府大阪市内公共会館の会議室
※ご予約の方に詳細をご案内
費用 会員(家族・パートナーを含む):500円
非会員:1000円
参加資格 当団体会員のほか、性同一性障害の当事者の方、ご家族、ご友人、支援者、研究者など、性同一性障害に理解のある方であれば、どなたでも参加いただけます。
性同一性障害に関して相談したい方、当団体の活動に興味のある方などもどうぞご参加ください。
初めての方でも、歓迎致します。
参加申込 参加される方のお名前(通称可)と、参加人数を添えて、メールにてお申し込みください。
折り返し、開催場所をお知らせ致します。
その他 お茶とお菓子を用意しております。
持ち込みを歓迎します(切り分ける必要のないものでお願いします)。
アルコール飲料の持ち込みはご遠慮ください。
注意事項 他の参加者の発言を批判するのは禁止です。