2009年5月東海交流会


「正当な性同一性障害の当事者」とは誰か

~性同一性障害であるための基準~

最近、出生時の性別の「らしさ」に従えなかったり、同姓に惹かれたりする人が、同性愛ではなく、自分は性同一性障害ではないかとまずは疑う、という傾向が見られるようになってきています。
同様に、周囲の人たちも、まず性同一性障害として対処を考えるような社会状況が生まれています。
このように、ここ十数年での性同一性障害概念の浸透は、かなりのものがあります。

もともと、性同一性障害は、医療者(具体的には精神科医)によって下される診断名です。しかし、自分のことを、性同一性障害だと考える人が増加するにつれて、当事者同士のつながり・やりとりのなかで、医師の診断とは別の次元で、あなたは性同一性障害だとか、そうではないとか言われるようにな状況が生まれています。

今回の交流会は、性同一性障害に関わる聞き取り調査を始めて13年目になる奈良女子大の鶴田幸恵先生をお招きし、当時者社会の中で、性同一性障害であるための基準がどのように考えられてきたのかをお話しいただき、私たちが、これからどのように考えていけばいいのか探っていきたいと思います。
みなさまのご参加をお待ちしております。

日時 2009年5月30日(土)14時00分~19時00分 ※途中参加・退出可能です。
13時30分開場
時程 13時30分 開場
14時00分 開会・諸注意
14時10分 講演(鶴田幸恵氏)
16時30分 ディスカッション・質問
17時20分 全体交流会(自己紹介など)
19時00分 後片付け、懇親会
講師 鶴田 幸恵 氏
2007年、東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程を修了。2007年6月より、奈良女子大学大学院人間文化研究科助教。専門は、コミュニケーション論、ジェンダー論。1997年からトランスジェンダー・性同一性障害の調査研究を行っている。専門社会調査士。
場所 愛知県名古屋市内公共会館の会議室
※ご予約の方に詳細をご案内
費用 会員(家族・パートナーを含む):500円
非会員:1000円
懇親会 交流会終了後、会場を変えて懇親会を行います。
参加費用は、別途実費になります(2500~3000円程度)。
場所は、当日ご案内いたします。
懇親会だけの参加も可能ですので、お問い合わせください。
参加資格 当団体会員のほか、性同一性障害の当事者の方、ご家族、ご友人、支援者、研究者など、性同一性障害に理解のある方であれば、どなたでも参加いただけます。
性同一性障害に関して相談したい方、当団体の活動に興味のある方などもどうぞご参加ください。
初めての方でも、歓迎致します。
参加申込 参加される方のお名前(通称可)と、参加人数を添えて、メールにてお申し込みください。
折り返し、開催場所をお知らせ致します。
その他 お茶とお菓子を用意しております。
持ち込みを歓迎します(切り分ける必要のないものでお願いします)。
アルコール飲料の持ち込みはご遠慮ください。
注意事項 他の参加者の発言を批判するのは禁止です。