第39回


性同一性障害にとっての家族とは?

親としての視点を通して

今家族の形態は様々に多様化し、それに伴っていろいろな課題も生じています。性同一性障害の当事者にとって、どのように家族を形成するのか、家族とどのような関係をつくるのか、抱える悩みは深刻です。
そこで、今回のフォーラムでは、「性同一性障害の当事者にとっての家族」をテーマに企画いたしました。
まずは、「当事者が子どもを持つ」という視点から、「ジー・アイ・ディー KAZOKUの会」の 前田 良 氏と「公益社団法人家庭養護促進協会」の 和田 靜 氏 のおふたりの方にご講演をいただきます。
前田氏からは、性別の戸籍変更後、奥様との間でAIDでもうけられた子どもさんの出生届が非嫡出子とされたことに疑問を持ち裁判を開始され、2013年12月に最高裁で親子関係が認められるまでの経緯や今後の子どもさんへの告知など家族をめぐるお話をいただきます。
和田氏には、本年度のGID学会で報告され、家庭養護促進協会が支援され、性同一性障害の当事者が特別養子縁組で母親として大阪家庭裁判所で認められた経過を、そのご夫妻が子どもさんと出会い、親子になっていく姿を通してお話をいただきます。
最後に、「家族との関係を保ちながら当事者として生きる」という視点から、弊法人関西支部長の 倉嶋麻理奈 が講演します。
講演終了後は、参加された方々からもさまざまなご意見をいただき、パネリストの方と共にGID当事者と家族の関係について考えていきたいと思います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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日時 2015年11月29日(日)13時00分~16時30分
12時30分開場
場所 大阪市立淀川区民センター第1会議室
(大阪府大阪市淀川区野中南2-1-5)
定員 60名(定員になり次第締め切る可能性があります)
参加費 1000円
高校生以下:無料(身分証をご呈示ください)
内容 12時30分 開場
13時00分 開会、諸注意
13時10分 講演1(前田 良 氏) 14時00分 休憩 14時10分 講演2(和田氏)
15時00分 休憩
15時10分 講演3(倉嶋 麻理奈)
16時00分 パネルディスカッション・質疑応答
16時45分 閉会
講師 前田 良 氏(ジー・アイ・ディーKAZOKUの会代表)
「僕は父親になった」
和田 靜 氏(公益社団法人家庭養護促進協会大阪事務所ソーシャルワーカー)
「”愛の手運動” を通じて、親子になる~家庭養護促進協会の活動について~」
倉嶋 麻理奈(一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会副代表・関西支部長)
「橋を架け直す」
参加資格 関心のある方どなたでも
※本フォーラムは一般公開です。マスコミ関係者が来場するため、一般市民の方、性同一性障害当事者の方は、各自でプライバシー保護にご注意ください。
※取材を希望の方は必ず事前にメールにてお問い合わせください。
参加申込
方法
以下を記入したメールを送ってください。
1、参加者のご氏名(通称名可)
2、参加人数
マスコミ
関係者各位
*会場で、マスコミ関係者専用受付を行ってください。
*撮影は壇上のみに限定してくださるようお願いいたします。
*参加者に対する取材は、原則お断りいたします。
* それ以外の取材につきましては、事前にお問い合わせください。
主催 一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会