第10回


埼玉医科大学における性別適合手術(SRS)の歩みと今後

gid.jpが主催するフォーラムも10回を迎えることができました。
今回は、埼玉医科大学総合医療センター形成外科の教授、原科孝雄先生をお招きして、埼玉医科大学における性別適合手術(SRS)の歩みと、今後の展望について考えていきたいと思います。
本年は、1996年埼玉医科大学において、その前年に原科先生により申請された「性転換治療の臨床的研究」に関する審議経過と答申が倫理委員会より大学に提出され、性同一性障害に関する治療が開始されてからちょうど10年にあたります。それは、日本において「公式に」性同一性障害に対する治療の幕開けを告げるものであり、また、同時に開催された記者会見で、私たちは始めてその未来を感じることができたのでした。
奇しくも、その日は本フォーラムが開催される7月2日にあたります。この記念すべき日を機に、この10年間を振り返って、性別適合手術とは何かを、もう一度考えてみたいと思います。今後SRSを検討している当事者の方には、必見の内容です。

日時 2006年7月2日(日)14時30分~17時30分
14時00分開場
場所 科学技術館 第1会議室
(東京都千代田区北の丸公園2-1)
定員 90名(定員になり次第締め切る可能性があります)
参加費 1000円
内容
第一部:講演「人間万事塞翁が馬」
第8回GID研究会(福岡)で行われ、好評を博した講演~人間万事塞翁が馬~をベースに新しい写真も加え、原科先生が歩まれた医師人生と、性別適合手術の実際について、スライドでご紹介しながら語っていただきます。
第二部:シンポジウム
講師 原科 孝雄 先生(医師、医学博士)
1939年生まれ。慶応義塾大学医学部卒業。埼玉医科大学 総合医療センター形成外科、教授。GID(性同一性障害)研究会(現GID学会)初代理事長。国際マイクロサージャリー学会創設会員。Harry Benjamin International Gender Dysphoria Association会員。gid.jp 顧問。主な著書に、「マイクロサージャリー最近の進歩(克誠堂出版)」「性同一性障害って何?(緑風出版・共著)」「こころとからだの性科学(星和書店・共著)」などがある。
参加資格 関心のある方どなたでも
※本フォーラムは一般公開です。マスコミ関係者が来場するため、一般市民の方、性同一性障害当事者の方は、各自でプライバシー保護にご注意ください。
※取材を希望の方は必ず事前にメールにてお問い合わせください。
参加申込
方法
以下を記入したメールを送ってください。
1、参加者のご氏名(通称名可)
2、参加人数
マスコミ
関係者各位
*会場で、マスコミ関係者専用受付を行ってください。
*撮影は壇上のみに限定してくださるようお願いいたします。
*参加者に対する取材は、原則お断りいたします。
* それ以外の取材につきましては、事前にお問い合わせください。
主催 性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会