2018年定時会員総会

2018年定時会員総会

Posted by jimukyoku 日時 2018/03/03

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※弊法人の理事および監事には性同一性障害当事者が含まれています。性同一性障害当事者の本来の性別で社会生活を送りたいという心情と安全安心な社会生活を守るため、本ページに記載している内容のうち、氏名については、本名ではなく、会員登録名を記載しています。事務局に保管されている監査報告書および議事録の原本については、法律に基づき、本名にて記名押印されています。


定時会員総会議事録

 

平成30年3月3日午前10時15分より、東京都千代田区神田須田町1―24―21加藤ビル173 4階会議室において、定時会員総会を開催した。

 

議決権のある正会員総数

28名

総正会員の議決権の数

28個

出席正会員数(電磁的方法による者を含む。)

21名

この議決権の総数(電磁的方法による者を含む。)

21個

出席理事

西野 明樹

(代表)(議長兼議事録作成者)

 

倉嶋 麻理奈

(副代表)

 

上田 直志

ビデオ会議システムを利用した出席

出席監事

伊藤 タカ

 

       

 

代表理事 西野 明樹 は、議長席につき、本日の定時会員総会では上田理事がビデオ会議システムを利用して出席する旨を述べ、出席者が一堂に会するのと同等に適時・的確な意思表明が互いにできる状態となっていることを確認した。その上で、上記の通り正会員の出席があったため、定款の規定により、本定時会員総会は適法に成立したので開会する旨を宣し、議案書(資料1)に従って報告事項を述べた後、直ちに議事に入った。

 

第1号議案 平成29年期決算報告に関する件

 

議長は、平成30年2月16日に電磁的方法にて会員に公開されていた『平成29年期 決算報告書』(資料2)に基づき、平成29年期における事業状況を詳細に報告し、その承認を求めた。会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認17個とあわせ、20個の承認が得られたため、定款の規定により賛成多数で承認可決した。

 

第2号議案 平成30年期事業計画に関する件

 

議長は、平成30年2月16日に電磁的方法にて会員に公開されていた『平成30年期 事業計画書』(資料3)に基づき、平成30年期(自平成30年1月1日至平成30年12月31日)の事業計画について詳細に説明し、その承認を求めた。会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認17個とあわせ、20個の承認が得られたため、定款の規定により賛成多数で承認可決した。

 

第3号議案 平成30年期収支予算に関する件

 

議長は、平成30年2月16日に電磁的方法にて会員に公開されていた『平成30年期 収支予算』(資料4)に基づき、平成30年期(自平成30年1月1日至平成30年12月31日)の収支予算について詳細に説明し、その承認を求めた。会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認17個とあわせ、20個の承認が得られたため、定款の規定により賛成多数で承認可決した。

 

第4号議案 法人名の変更およびそれに伴う定款の変更

 

議長は、会員からの応募があった以下4つの候補案についての会員投票で候補案4が最も多くの指示を得たことを報告し、その結果に基づき、候補案4への法人名の変更および下記のような定款第1条の変更を提案し、承認を求めた。

候補案1 一般社団法人日本性同一性障害(13.0

候補案2 一般社団法人性同一性障害者の会ジャパン(4.3

候補案3 一般社団法人アイリモス(I regain my original sexuality.)(26.1

候補案4 一般社団法人性同一性障害と共に生きる(56.5

(*4候補中、当該候補について「1番目によいと思った」との回答を集計)

 

変更前

当法人は、一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会と称し、英語表記はGeneral Incorporated Association Japan People with Gender Identity Disorderとする。

変更後

当法人は、一般社団法人性同一性障害と共に生きると称し、英語表記はGeneral Incorporated Association Japan People with Gender Identity Disorderとする。

 

会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認15個とあわせ、18個の承認が得られた。しかしながら、本議案は特別決議を要するため、総正会員数28名の3分の2以上の賛成を得られなかったことから、定款の規定により否決された。

 

第5号議案 法人の公式ロゴマークの採択に関する件

 

議長は、会員からの応募を踏まえて作成された以下2つの候補案についての会員投票で候補案2が最も多くの指示を得たが、投票時に会員から寄せられた修正希望を踏まえて原作者が微修正を行った最終候補案を示し、最終候補案を本法人の公式ロゴマークとして採択することをについて、承認を求めた。

 

候補案1(22.7

候補案2(77.3

最終候補案

kouho1.png

kouho2.png

kouho3.png

(*2候補中、当該候補について「1番目によいと思った」との回答を集計)

 

会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認16個とあわせ、19個の承認が得られたため、定款の規定により賛成多数で承認可決した。

 

第6号議案 理事、監事、代表理事における役員報酬の永続的放棄に関する件

 

議長は、本法人定款第27条(報酬等)では、「役員に対しては、会員総会において定める総額の範囲内において、報酬等の支給の基準に従って算定した額を報酬等として支給することが出来る。」とされていたことを示した上で、これについて、本法人の運営維持とそれによる性同一性障害当事者のための活動の持続的展開のため、役員報酬を永続的に放棄することを提案し、定款第27条の変更について、承認を求めた。

 

(変更前)

(変更後)

(報酬等)

第27条 役員に対しては、会員総会において定める総額の範囲内において、報酬等の支給の基準に従って算定した額を報酬等として支給することが出来る。

 

2 前項の規定にかかわらず、役員には費用を弁償することができる。

 

3 第1項に規定する報酬等の支給基準については、理事等の勤務形態に応じた報酬等の区分、金額の算定方法、支給の方法及び形態が明らかになるように、会員総会の決議により定めるものとする。

(報酬等)

第27条 役員は、理事業務、代表理事業務に従事することに対する役員報酬の受け取りを永続的に放棄する。

 

2 前項の規定にかかわらず、役員にはその当該本人が支出した実費を超えない範囲で、職務の遂行に伴い発生する交通費、通勤費、旅費(宿泊費含む)、手数料等の費用を弁償することができる。

 

会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認14個とあわせ、17個の承認が得られた。しかしながら、本議案は特別決議を要するため、総正会員数28名の3分の2以上の賛成を得られなかったことから、定款の規定により否決された。

 

第7号議案 役員等における年会費支払い免除制度の廃止に関する件

 

議長は、本法人の定款第8条(入会金及び会費)の3項には、第1項(正会員および賛助会員は、入会金及び会費として会員総会において別に定める会費規程において定める額を支払わなければならない。)にかかわらず、会員総会において別に定める基準により、会費を免除することができる、との定めがあることを呈示した上で、会費規程第4条(会費の免除)を以下のように変更することについて、承認を求めた。

 

(変更前)

(変更後)

正会員の内、以下に定める者は会費を免除する。

1)理事および監事

2)支部長および副支部長

3)本部各局長

4)世話人の内、理事会で認められた者

5)本部各局員で、理事会で認められた者

6)その他理事会で認められた者

 

以下に該当する正会員のうち、理事会に対し年会費支払いの免除を申請し、理事会によってその必要性が認められた者については、理事会が認めた期間中の年会費支払いが免除される。

1)その有効期限が年会費支払い義務を有する期間を含む、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳のいずれかの交付を受けている者

2)生活保護費の支給を受けている者

3)1年以内に受けた事件・事故や災害による被害等のために年会費支払いが事実上困難となった者

4)その他年会費の支払いが当該正会員にとって明らかに過重な負担となっていると理事会が認める者

 

会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認15個とあわせ、18個の承認が得られた。しかしながら、本議案は特別決議を要するため、総正会員数28名の3分の2以上の賛成を得られなかったことから、定款の規定により否決された。

 

第8号議案 一般会員における入会金の導入に関する件

 

議長は、本法人が抱える管理費における資金不足の打開策のひとつとして、一般会員としての入会にも入会金(500円)を設けることを提案し、会費規程第2条2項を以下のように変更することについて、承認を求めた。

 

(変更前)

(変更後)

一般会員の入会金および年会費を以下に定める。

1)入会金 無料

2)年会費 無料

一般会員の入会金および年会費を以下に定める。

1)入会金 500

2)年会費 無料

 

会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認15個とあわせ、18個の承認が得られた。しかしながら、本議案は特別決議を要するため、総正会員数28名の3分の2以上の賛成を得られなかったことから、定款の規定により否決された。

 

第9号議案 各種交流会等の参加費における一部の寄付金管理に関する件

 

議長は、交流会等の性同一性障害当事者が安心して集える居場所を安定的に確保していくため、各種交流会等の参加費のうち100円を法人への寄付金として管理し、法人の維持管理やその他の性同一性障害当事者のよりよい日常社会生活の実現を目指すための事業に活かすことを提案し、承認を求めた。会場にて3個の承認が得られたため、電磁的方法による承認16個とあわせ、19個の承認が得られたため、定款の規定により賛成多数で承認可決した。

 

 

議長は、以上をもって本日の議事を終了した旨を述べ、午前11時56分、閉会した。

 

以上の決議を明確にするため、この議事録を作成し、議長及び出席理事並びに出席監事がこれに記名押印する。

 

 

平成30年3月3日

 

一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会定時会員総会

 

議長 代 表signature_NishinoAki.png