2008年2月東京交流会


ギャップを埋めるには

世の中には、いろいろな理想と現実のギャップ(隔たり)が存在します。
特に、性同一性障害の当事者は、大きなギャップにいつも直面していることでしょう。
 自分の精神と身体のギャップ
 身体と戸籍のギャップ
 社会の受けいれと自分のポジションのギャップ
 パートナーや家族の思いと自分の思いのギャップ
 本人の希望と会社や学校の対応のギャップ。。。数えていけば切がありません。

そんなギャップの中に、医療の現実と当事者の思いのギャップもあります。
特に、性別適合手術が一般化しつつあるなかで、医療トラブルや病院とのトラブルも散見されるようになりました。
そこには、医師側の力量不足や説明不足だけでなく、患者側の勉強不足や精神状態など様々な要因が考えられます。
しかし、それらは医師と患者両者の努力で解消できるものも多いはずです。

そこで、医療の現場において常に第一線に立ち、患者と向き合い、よりよい解決策を求めて模索して来られた高松亜子先生(元・埼玉医科大学形成外科 講師)をお招きし、先生が感じていらっしゃるギャップについてお話しをいただこうと思います。
最近性別適合手術を受けたMTF当事者、北白川あきえさん(当団体世話人)にも、手術当時の様子や感じたことをお話しいただきます。

これらのお話を元に、医療側ができること、改善すべき事、患者側ができること、しなければならないこと、行動を起こさないといけないことなどについて、ディスカッションできればと思います。
よりよい、性同一性障害医療を作っていくために、それぞれが、それぞれの立場でできることを考え、アイデアをいろいろ出し合いましょう。

みなさまのご参加をお待ちしております。

日時 2008年2月23日(土)14時~19時 ※途中参加・退出可能です。
13時30分開場
時程 14時00分~16時00分 講演
16時00分~17時00分 パネルディスカッション
17時00分~19時00分 全体ディスカッション
講師 高松 亜子 先生(元・埼玉医科大学総合医療センター形成外科 講師)
1988年に久留米大学医学部医学科卒業後、同大学医学部形成外科、同外科、にて勤務。 2000年、医学博士号を取得。2001年~2002年、ベルリン自由大学、ボルドー大学へ留学。2003年~2007年、埼玉医科大学総合医療センターにて講師として勤務。2007年より、慶応大学医学部非常勤講師。ベルギー、フランス、スペイン、カナダ、タイなどで性別適合手術に関する研修を受けている。
場所 東京都区内公共会館の会議室
※ご予約の方に詳細をご案内
費用 会員(家族・パートナーを含む):500円
非会員:1000円
参加資格 当団体会員のほか、性同一性障害の当事者の方、ご家族、ご友人、支援者、研究者など、性同一性障害に理解のある方であれば、どなたでも参加いただけます。
性同一性障害に関して相談したい方、当団体の活動に興味のある方などもどうぞご参加ください。
初めての方でも、歓迎致します。
参加申込 参加される方のお名前(通称可)と、参加人数を添えて、メールにてお申し込みください。
折り返し、開催場所をお知らせ致します。
その他 お茶とお菓子を用意しております。
持ち込みを歓迎します(切り分ける必要のないものでお願いします)。
アルコール飲料の持ち込みはご遠慮ください。
注意事項 他の参加者の発言を批判するのは禁止です。

交流会終了後(19時~21時)、同会場にて、当団体の会員総会を開催します。年に1度の総会ですので、会員のみなさまにはぜひご出席いただきますようお願い申し上げます。