性同一性障害に関する医療・教育の今を考える
性同一性障害とは、自分が男性または女性であると認識する性自認と、身体の性別、戸籍上の性別、社会生活上の性別が一致しないことにより、多大な苦痛・苦悩を有する状態のことをいいます。
戸籍の性別変更が可能になった特例法の施行から今年で10年経ちますが、性同一性障害の当事者は困難な状況におかれている者も多く、まだまだ理解が進んでいるとは言えません。就職は非常に厳しいですし、身体的治療に健康保険は適用されていません。学校における対応もこれからですが、本年初頭、文部科学省が全国の教育機関を対象に調査を行い、児童生徒における性同一性障害の実態がある程度把握されました。それにより、今後指針づくりなどに進む予定となっています。
今回のフォーラムは、性同一性障害の診断と治療についての講演と、文部科学省の調査結果についての報告およびその他性同一性障害に関する最新情報をお届け致します。性同一性障害に対する正しい理解が、当事者を救います。 ぜひ、この機会に性同一性障害について、知っていただければ幸いです。
性同一性障害の当事者の方のみならず、性別のことで悩んでいらっしゃる方やご家族の方、教育関係の方もぜひどうぞ。多くの方のご参加をお待ちしております。
日時 | 2014年8月24日(日)13時00分~17時30分 12時30分開場 |
---|---|
場所 | 広島市二葉公民館 研修室1AB (広島県広島市東区東蟹屋町9-34広島市東区総合福祉センター6F) |
定員 | 40名(定員になり次第締め切る可能性があります) |
参加費 | 1000円 高校生以下:無料(身分証をご呈示ください) |
内容 | 12時30分 開場 13時00分 開会、諸注意 13時10分 講演(松本医師) 14時00分 講演(難波医師) 14時50分 休憩 15時00分 講演(山本蘭) 16時30分 パネルディスカッション・質疑応答 17時30分 閉会 |
講師 | 松本 洋輔 医師(精神科医、岡山大学病院精神神経科助教)
「性同一性障害の概要と精神療法・子どもへの対応について」
1989年 岡山大学医学部 卒業
難波 祐三郎 医師(形成外科医、岡山大学病院ジェンダーセンター長 教授)
1989年 岡山大学精神神経病態学教室 入局 2002年 岡山大学保健管理センター 助教 2004年 岡山大学病院精神神経科 助教 2005年 ジェンダークリニックコーディネータ 医学博士。精神保健指定医。GID(性同一性障害)学会、理事。日本精神神経学会性同一性障害に関する委員会、委員。日本精神神経学会、代議員。 「性同一性障害の手術療法について」
1987年 香川大学医学部 卒業
山本 蘭(一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会代表)
1987年 岡山大学整形外科 入局 2003年 岡山大学医学部形成外科 助手 2006年 岡山大学大学院形成外科 助教授 2007年 岡山大学大学院形成外科 准教授 2010年 岡山大学病院ジェンダーセンター長 2013年 岡山大学病院ジェンダーセンター長 教授 医学博士。GID(性同一性障害)学会、理事。日本マイクロサージャリー学会、評議員。日本精神神経学会性同一性障害に関する委員会、委員。日本形成外科学会、評議員・GID担当社保委員。 「性同一性障害の現状と課題・文科省の調査結果について」
1981年 神戸大学 教育学部(現 発達科学部) 卒業
2003年 性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会 設立時代表 2003年 性同一性障害特例法制定および2008年の同法改正に尽力 2006年 日本テレビドラマ「私が私であるために」監修 2006年 アメリカ映画「トランスアメリカ」翻訳監修 2008年 フジテレビドラマ「ラスト・フレンズ」監修 2011年 一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会 設立時代表 |
参加資格 | 関心のある方どなたでも
※本フォーラムは一般公開です。マスコミ関係者が来場するため、一般市民の方、性同一性障害当事者の方は、各自でプライバシー保護にご注意ください。
※取材を希望の方は必ず事前にメールにてお問い合わせください。
|
参加申込 方法 |
以下を記入したメールを送ってください。
1、参加者のご氏名(通称名可)
2、参加人数
|
マスコミ 関係者各位 |
*会場で、マスコミ関係者専用受付を行ってください。
*撮影は壇上のみに限定してくださるようお願いいたします。
*参加者に対する取材は、原則お断りいたします。
* それ以外の取材につきましては、事前にお問い合わせください。
|
主催 | 一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会 |
後援 | 広島県、広島市 広島県教育委員会、広島市教育委員会 |