第25回


性同一性障害と社会

~よりよい社会生活を送るために~

毎年恒例のフォーラムを、今年も沖縄県那覇市で開催いたします。今回のフォーラムは、性同一性障害と社会の関わりについて考えてみたいと思います。
性同一性障害の問題は、医療の問題と共に、社会の問題でもあります。職場で、学校で、あるいは地域社会で、性同一性障害の当事者は様々な差別や偏見にあったり、困難な状況におかれています。自傷や自殺未遂、不登校を経験した割合は有意に高く、中には雇用差別や退職に追い込まれるなど不当な扱いを受けている人もいます。これに対し、社会の理解は広がりつつあるものの、法律や行政の対応を含めまだまだ充分とは言えません。
そこで、当事者が本来の性別で、よりよい社会生活を送るためには、どのような問題や課題があり、どのような支援を必要としているのかを考えてみたいと思います。講演は、まず性別を越えて生きる人たちが社会で認められてきた文化の移り変わりについて、性社会・文化史研究者の三橋順子様にお話しいただきます。
続いてgid.jp代表の山本蘭からは、当事者がおかれている現状と課題についてお話しさせていただきます。
また、県内で性同一性障害の専門医として第一線で活躍されている山本和儀先生には、性同一性障害の基礎知識についてお話いただきます。
県内の当事者だけでなく、教育関係者をはじめ一般市民の方々に幅広くご参加いただければ幸いです。
皆様のお越しをお待ちいたしております。

日時 2013年6月8日(土)13時00分~16時40分
12時30分開場
場所 沖縄県総合福祉センターゆいホール
(沖縄県那覇市首里石嶺町4丁目373-1)
定員 100名(定員になり次第締め切る可能性があります)
参加費 会員:1000円
高校生以下:無料(身分証をご呈示ください)
内容 12時30分 開場
13時00分 開会、諸注意
13時05分 講演(三橋先生)
14時45分 講演(山本 蘭)
15時35分 講演(山本医師)
16時25分 質疑応答
16時40分 閉会
講師 三橋 順子 先生(性社会・文化史研究者)
「性別越境と社会-その歴史を考える-」
都留文科大学・明治大学・東京経済大学・群馬大学医学部にて非常勤講師を務める。早稲田大学ジェンダー研究所、嘱託研究員。国際日本文化研究センター、共同研究員。主な著書に、『女装と日本人(講談社現代新書)』『性の用語集(共著、講談社現代新書)ほか多数。
山本 和儀 医師(山本クリニック院長、EAP産業ストレス研究所所長)
「性同一性障害の基礎知識」
1981年 熊本大学医学部 卒業
2004年 EAP産業ストレス研究所 設立
2004年 山本クリニック 開業
日本社会精神医学会理事、多文化間精神医学会理事(執行委員、編集委員)、日本産業精神保健学会評議員、日本産業ストレス学会評議員、日本精神科救急学会評議員 等
参加資格 関心のある方どなたでも
※本フォーラムは一般公開です。マスコミ関係者が来場するため、一般市民の方、性同一性障害当事者の方は、各自でプライバシー保護にご注意ください。
※取材を希望の方は必ず事前にメールにてお問い合わせください。
参加申込
方法
以下を記入したメールを送ってください。
1、参加者のご氏名(通称名可)
2、参加人数
マスコミ
関係者各位
*会場で、マスコミ関係者専用受付を行ってください。
*撮影は壇上のみに限定してくださるようお願いいたします。
*参加者に対する取材は、原則お断りいたします。
* それ以外の取材につきましては、事前にお問い合わせください。
主催 一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会
後援 琉球放送
琉球朝日放送
琉球新報社
沖縄タイムス社
エフエム沖縄