第6回


「性同一性障害に関するこれまでの経緯と課題」

gid.jpは、設立1周年を迎えることになりました。こうして1年を迎えることができましたのは、一重に会員のみなさんの活動の成果および支援してくださったみなさまのおかげと感謝申し上げます。当事者のみなさんの切実な声を集め、大きなウェーブに育てていきたい。当事者一人一人が自分にも何かできることがあると考えて行動しようという思いでこの会は発足いたしました。
そして、1年ですでに大きな成果を上げることができてきたと思います。これらの成果は、一重に会員のみなさんが声を上げ、活動した結果といってよいでしょう。フォーラムではこうしたこの1年の取り組みにつき、まずご報告させていただきます。

さて、戸籍の性別や公文書の性別欄削除では一定の成果を上げることができましたが、当事者の生活にとって、医療面や就労問題ではまだまだ大きな問題が残されています。これらは、当事者の生活に密着しており、切実な問題です。しかも、まだまだ諸外国に比べ立ち後れています。
そこで、日本精神神経学会理事長で、埼玉医科大学副学長であり、1996年に埼玉医科大で性別適合手術の申請が出されてから、ずっとこの問題に取り組んでいらっしゃった 山内 俊雄 先生 においでいただき、これまでの取組みの経緯と今後についてお話しいただきます。また、あわせて2004年度の活動について考えていきたいと思います。

日時 2004年1月31日(土)14時00分~17時00分
13時30分開場
場所 南部労政会館 第5、第6会議室
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウェストタワー2F)
定員 160名(定員になり次第締め切る可能性があります)
参加費 1000円
内容 山内 俊雄 先生による記念講演
質疑応答
gid.jpおよび評議会による活動報告
講師 山内 俊雄 先生(医師、医学博士)
昭和12年1月19日生まれ。昭和43年に北海道大学大学院(医学研究科)を修了し、医学博士号を取得。昭和54年、北海道大学医学部精神医学講座で助教授を務め、昭和61年に埼玉医科大学精神医学講座で教授となる。平成元年、埼玉医科大学精神神経科センター所長を併任。平成10年、埼玉医科大学副学長を併任。日本精神神経学会、理事長。
主な著書に、「性の境界(岩波書店、2000年)」「性同一性障害の基礎と臨床(新興医学出版)」など多数。 埼玉医科大学倫理委員会委員長として、性転換症に対する手術療法の倫理性を審議し、「埼医科大学倫理委員会答申」を発表。引き続き、日本精神神経学会「性同一性障害に関する特別委員会」委員長として「性同一性障害に関する答申と提言(いわゆるガイドライン)」をとりまとめた。
参加資格 関心のある方どなたでも
※本フォーラムは一般公開です。マスコミ関係者が来場するため、一般市民の方、性同一性障害当事者の方は、各自でプライバシー保護にご注意ください。
※取材を希望の方は必ず事前にメールにてお問い合わせください。
参加申込
方法
以下を記入したメールを送ってください。
1、参加者のご氏名(通称名可)
2、参加人数
マスコミ
関係者各位
*会場で、マスコミ関係者専用受付を行ってください。
*撮影は壇上のみに限定してくださるようお願いいたします。
*参加者に対する取材は、原則お断りいたします。
* それ以外の取材につきましては、事前にお問い合わせください。
主催 性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会