代表交代と事務所地の変更
西野明樹氏の代表理事および理事の辞任
令和４年３月１１日の理事会にて、代表理事の西野明樹から、令和４年３月１２日開催の定時会員総会の終結のときをもって代表理事および理事を辞任する旨の届けが出されたことが報告され、全会一致にて承認可決されました。就業先から、本法人の役員であることが副業禁止の原則に抵触する旨を指摘されたためです。副代表より、代表理事および理事を辞任した後も本法人の支えになっていただきたい旨の提案があり、理事等も見解一致し、心理顧問の就任を求めたところ、西野氏よりご承諾いただくことができました。
新代表理事に永沼利一氏が就任
同日理事会における理事の互選により、新たな代表理事は現理事の永沼利一となることが承認可決されました。
事務局の移転
諸経費削減のため、法人事務所地を以下に変更しました。同一市内の転居となるため、弊法人の場合、定款変更は必要ありません。電話番号（050-5236-1304）についても変更ありません。ただし、FAXは利用できなくなります。
（旧）東京都日野市高幡１００４番地の３ ラ・ヴィ・エゼー３０３
（新）東京都日野市万願寺６丁目３９番地の１ パレステージ高幡不動２０６
代表および理事の辞任についてのご挨拶
この度、一身上の都合により、令和４年３月１２日開催の定時会員総会の終結のときをもって、代表および理事から退かせていただくこととなりました。就業先から副業禁止の原則に抵触する旨の指摘があり、やむを得ない無念の辞任ではあるものの、正会員のみなさまに理事、そして理事のみなさまから代表理事にご信任いただいた任期をあと１年残しての辞任となりますこと、大変心苦しく、申し訳なく感じております。また、就業先から指摘されたタイミングのために事前にご説明等する機会もなく、総会およびWEBページでのご報告となりましたこと、深くお詫び申し上げます。
私がジェンダークリニックに通い始めたのは平成17年12月のことでした。その待合室でGID学会の存在を知り、初めて自分と同じ当事者と交流したのが、平成19年3月に埼玉県所沢市で開催された第9回研究大会会期中に開かれた全国交流会で、その主催が本法人でした。『自分と似たような境遇にある人がこんなにもいるんだ！』と衝撃を受け、『自分にも社会で「普通に」暮らしていける未来があるのかもしれない』と励まされたことを覚えています。
本法人とは細々と縁を紡ぎ、平成27年11月より心理スーパーバイザー、平成28年1月から心理顧問、同年6月事務局長の任を拝し、平成29年には理事そして代表にお選びいただきました。代表理事就任当時は法務、財政、内部統制と様々な課題が山積しており、みなさまのお力添えなければ、ここまで法人運営を立て直すことはできなかったのではないかとふり返っています。もちろん、性同一性障害当事者はじめトランスジェンダーを取り巻く環境はまだまだ十分とは言えません。修業先の状況等が変わらない限り役職につくことはできませんが、一正会員として、心理顧問として、全国の性同一性障害当事者のみなさまのよりよい生活の実現に引き続き貢献できればと考えております。
代表としては5年という短い期間になりましたが、皆々様のお力添えに心より感謝申し上げます。また、永沼氏の代表着任後も、本法人にかわらぬご支援ご指導をいただけますようよろしくお願い申し上げます。
令和4年3月12日 西野 明樹