山本蘭代表より理事選立候補辞退のごあいさつ

会員のみなさま

私儀山本 蘭は、次回の役員には立候補せず、併せて代表を退任させていただく意向ですので、お知らせ致します。

理由としては

1. 本年度会員総会の遅れ、過年度決算の遅れなど度重なる会運営条の不手際があり、その責任を取る必要があること。
2.  私は元々肺が悪いですが、体調がここのところずっと優れず、更に悪化している状態で、重責の活動を続けること自体が困難になりつつあること。
3.  2003年にこの会が設立されてすでに14年、法人化されてからも6年が経過し、特定の人物が運営を担い続けるには充分な時間が経過していること。 長期政権はやはりいろいろな弊害を生みます。
4.  ガイドラインが制定されてから20年が経過しますが、GIDという概念も言葉もまもなく変更になりそうです。また昨今ではLGBTやSOGIなどの概念も広がり、これから新たなステージに行こうしていくことでしょう。 新しい酒は新しい革袋に入れろの言葉が昔からあるように、新しい時代には新しい世代の人が担うのが適切と思います。

他にもいろいろありますが、会の活動をさらに活発なものにするためには、私が引くのが一番良いという結論に達しました。
長年、会の代表として活動を続けてこられたのは、一重に支えてくださったみなさまのおかげです。感謝の言葉しかありません。誰が選任されるかわかりませんが、新しい代表の下、会がますます発展していくことを願っています。特に、今の役員は全員が50代以上のMTFです。若い方、FTMの方の積極的な参加をお願いいたします。
尚、代表は退任いたしますが、引退するわけではありません。特例法の再改正と健康保険の適用、医療の拡充は私のライフワークと思っていますので今後も活動には関わっていければと思います。ただ、院政を敷くつもりはありませんので役員など会の運営には携わらず、一会員としてできることをやってきたいと思っています。
長い間、本当にありがとうございました。

山本　蘭