活動再開のお知らせ
平素より、性同一性障害の問題に関し、ご理解とご尽力をいただき、心より感謝申し上げます。
当会は2005年1月31日より、ほぼ1年間活動を休止させていただいておりましたが、ここに活動を再開することになりましたので、お知らせいたします。
休会中は、多くの方々よりご心配や激励をたまわり、誠にありがとうございました。また、再開を希望する声もたくさんいただきました。こうしたみなさまのお声が、活動再開に向けた原動力になったように思います。
昨年7月に性同一性障害特例法が施行後1年を迎え、208名の仲間が性別変更を行うことができました。しかしながら、当事者の数が、医療機関の受診者数だけで全国で3000人と言われる中で、この数字はごくわずかに過ぎません。多くの方が、要件に該当せずに残されています。この性同一性障害特例法の改正には今すぐ取り組まなければなりません。
また、性同一性障害治療における保険適用も進展していません。
なにより、社会の理解は多少進んだとはいえ、多くの当事者は今も無理解や偏見に晒されています。
休会中ではありましたが、この間にも総選挙中、立候補者にアンケート調査を行ったり、性同一性障害特例法の第3条第1項第3号「現に子がいないこと」の要件削除にむけてタスクフォースを立ち上げたりと、灯を消さないよう細々と動いてはおりました。しかしながら、私たちにはまだまだやらなければならないことがたくさん残されています。
1年間お休みさせて頂き、役員を始めスタッフもリフレッシュができたように思います。これから、休んでいた分も取り戻すべく、精一杯活動に邁進してまいりますので、どうか暖かく見守っていただければ幸いです。
そして、倍旧のご支援・御協力を賜りますよう、深くお願い申し上げます。
代表 山本 蘭