2013年10月関西交流会


自分らしく働くために

世の中は、東京へのオリンピック招致が決定して、これで、景気は活気づくのではという期待が膨れあがっているように思えます。長い不景気からようやく回復の兆しが見えてきたと報じるニュースも耳にするようになってきました。
しかし、性同一性障害の当事者にとって、こと就労に関しては、景気はどうあれ直面するさまざまな課題があります。

「履歴書に性別欄があるやん!」
「性別欄にはどっちを書こう? 男?女?」
「写真はどんな格好のを撮ればいいんやろう?」
「面接の時、自分のこと何て話そう? GIDって言ってもええんやろか?」
「就職できたけど、やっぱりしんどいわ!」
「職場で、自分のこと、なかなか出せへんわ!」

などなど、「?」と「!」のオンパレードが現実ではないでしょうか。一方では、雇用者や同僚の方も、性同一性障害の当事者と相対する時に、さまざまな戸惑いや懸念を持ってしまうのも現実でしょう。

そこで、今回の交流会では、雇用者や同僚の立場からお話をしてくださる方をお招きします。就職時の面接に関わっていらっしゃる側からのお話もしていただけます。また、関西支部のスタッフで、自分の本来の性別で就職をした者が、自分の体験に基づいたお話をいたします。 さらに、人生80年といわれる中で、働くことの意義についても考えられるお話もあります。
交流会の後半は、「就労」のことについての思いを、フリートーク型式で気軽に話し合える懇談会とします。もちろん、参加者の皆様の日頃の悩みなどもお話しください。
「自分らしく働く」とはどういうことなのかを、早秋の半日、じっくりと考えてみる交流会にしたいと思います。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。

日時 2013年10月5日(土)13時30分~17時30分
13時00分開場
講師 性同一性障害当事者数名
場所 大阪府大阪市内
※ご予約の方に詳細をご案内
参加費 会員(家族・パートナーを含む):500円
非会員:1000円
参加資格 弊法人の会員であるかにかかわらず、性同一性障害/性別違和を抱える当事者およびそのご家族、ご友人、支援者など、性同一性障害/性別違和に理解や肯定的関心のある方であればどなたでもご参加いただけます。性同一性障害/性別違和に関して相談したい方、弊法人の活動に興味のある方などのご参加も歓迎しています。
※交流会ですので、取材や研究のみを目的としている場合はご遠慮ください。
その他
*飲み物は各自でご準備ください(アルコール飲料不可)。
*写真や動画の撮影はご遠慮ください。
*交流会の開催と進行に明らかな支障があり、スタッフからの注意を受けても止まない妨害行為がある場合、やむなく途中退場をお願いすることがあります。
注意事項 他の参加者の発言を一方的に批判することを禁止します。