第5回


「小金井フォーラム」2nd

2002年11月10日、東京都小金井市で公開フォーラムが開かれました。これは、2012年9月30日に同じ小金井市で議決された意見書を受けた報告会であり、地方自治体にもできることがある、そして何より当事者一人一人ができることがあるということをテーマとしたフォーラムでした。
このフォーラムでは、最後に「ここ小金井で始まった小さな波紋が全国に広がっていき、やがてはビッグウェーブとなって国にまで届くことを願う」と宣言されました。

あれから1年、確かに時代は大きく変わろうとしています。
2003年7月には、いろいろな問題点は残しましたが、「性同一性障害者の性別の取扱いに関する特例の法律」が成立し、念願の性別変更に道が開けました。地方自治体でも、意見書の議決や公文書からの性別欄の削除が進んでいます。そして何よりも、各地で当事者自身が声を上げ、陳情やマスコミに対するアピールを行うことが増えてきました。このように、当事者自身が表に出て活動を始めたことが、この流れを作ってきているのだと思います。

この流れを受け「小金井フォーラム2nd」を開催いたします。昨年のフォーラムの趣旨であった「地方自治体でできること、当事者ができること」をもう一度振り返り、現在各地方自治体で進められている活動について、報告をしていただきます。
講演者は、全国で活動されている当事者の方と、それを受けて動かれた議員の方や首長の方を予定しております。全国での取り組み状況をお聞き頂きいただくことで、勇気や元気をお受け取りいただくのと同時に、これから先、各地での活動の参考にしていただければ幸いです。

日時 2003年11月29日(土)14時00分~19時00分
13時30分開場
場所 小金井市商工会館 2F
東京都小金井市前原町3-33-251)
定員 100名(定員になり次第締め切る可能性があります)
参加費 1000円
内容 陳情や要望を行った当事者の方と、それを受けて活動された議員の方などがペアとなって、それぞれのお立場で報告していただきます。そのため、30分単位で講演者が変わります。
また、途中にブレークタイムを設け、歌などの余興をお楽しみいただく予定です。
講師 鈴木  ひろ子 先生(小金井市議会議員)、若竹 りょう子 先生(同左)
虎井まさ衛、山本蘭、松村比奈子 ほかGID当事者
その他、地方自治体首長、地方議会議員、行政関係者、陳情を行った当事者など
参加資格 関心のある方どなたでも
※本フォーラムは一般公開です。マスコミ関係者が来場するため、一般市民の方、性同一性障害当事者の方は、各自でプライバシー保護にご注意ください。
※取材を希望の方は必ず事前にメールにてお問い合わせください。
参加申込
方法
以下を記入したメールを送ってください。
1、参加者のご氏名(通称名可)
2、参加人数
マスコミ
関係者各位
*会場で、マスコミ関係者専用受付を行ってください。
*撮影は壇上のみに限定してくださるようお願いいたします。
*参加者に対する取材は、原則お断りいたします。
* それ以外の取材につきましては、事前にお問い合わせください。
主催 性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会
協賛 FTM日本